辰巳天中殺の人の特徴と人生の歩み方

辰巳天中殺の人の特徴

 辰巳天中殺は自分自身の心の意味を持つ天上の空間が存在しない天中殺で、家系流れから自ら飛び出していく、破天荒運の運命を所有します。辰巳天中殺の人は超がつくほどの現実主義となり、そのために精神的な人生を選んで歩んだら全てが無駄となる運命となります。
 即ち、理論や理屈などの積み重ねからは精神的な心の形成が出来ないため、心の形成をすべて実体験的な事柄で行っていきます。そのため理想主義や夢想的な心にならずに、常に行動を持った形で心の世界を作ることになります。それ故に体を張らずに人生を歩んで行くと、人生の後年では伸びを欠くことになります。また家系からの恩恵を受けられない、受けない、子供へ引継がないなど自分一代の運となります。従って親と子がつながっていても、自分一代で成功しても、子供は全く自分とは別の世界へ行ってしまいます。

辰巳天中殺の人の人生の歩み方

 辰巳天中殺の人は運命の条件と現実の環境が一致していないと複雑な苦しみの世界が生まれます。元々家系のはみ出し者的な質を持つので、家運隆盛の家で生まれ育ち、その家系を守って行こうとすれば、必然的に運命的なものが乱れることになります。それは人生の途中で突然として家運の衰退が起きる確率が高くなるからです。元々、家運と自分との力関係の上に運命的なものがあり、家運が強ければ自分は自滅し、自分が強ければ家運の没落となるシーソーのような関係なのです。
 即ち、辰天中の人にとっては家運、家系が敵なのです。運命的な条件と現実の環境を一致していれば何も難しいことは要りません。誰の力も借りないで、超現実的な世界において最大のエネルギーを燃焼させることです。
 故に辰巳天中殺の人は、現実の社会において、十年間は体を張り酷使して働くことが運命の扉を開く条件となるのです。理屈抜きで体を張った人生を歩むことが辰巳天中殺の人にとっては賢明な道なのです。

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