2014年 新春特集号
ブログ「ビジネス算命学」に新春特集号の記事をホームページ上に掲載。
新春特集号記事は2014年1-3月の期間で12回の連載したものです。
バラク・オバマ大統領はどこまで不本意をするのか (4)
アメリカについては取り上げるのは新春特集のなかでは今回が最後です。最後はアメリカ国家のリーダーである、第44代アメリカ大統領の椅子に座るバラク・オバマを取り上げる。
舌鋒鋭いエコノミストの浜矩子氏が講演の中で「オバマ大統領はどこまで不本意をするのか」と語っていた。不本意とは「不本意ながら」と言いながら、「私の本意ではない」と言いい最初と違う方向に引きずられてしまう人という意味だそうです。
●チェンジ(変革)とホープ(希望)と言う響きの良い言葉と巧妙なレトリックの中で彗星のごとく登場したバラク・オバマはアメリカの救世主と多くの国民はみなしたに違いない。その熱狂と感動の就任演説は多くの人の過大すぎるほどの期待がオバマにかけられた。
●しかし最初の重要法案である刺激景気策も「これはよくある不景気とは違う。大恐慌以来最悪の経済危機だ」と語っていたにもかかわらず、景気対策は経済立て直しに焦点を絞ったものにはならなかった。また「アメリカはひとつ」という超党派の政治運営を行う筈であったが、共和党に対して和合の精神が発揮されず賛成を得られなかった。このように言葉倒れに終わるケースが多く、実効性が伴っていないのである。これに似た国家指導者が近年にいた。その人の名は鳩山元総理である。陰(−)と陽(+)の違いがあるが、共に伝達本能の気のエネルギーを所有する国家指導者である。
●国家指導者がつく椅子には五種類の気の質のエネルギーが存在する。アメリカ大統領バラク・オバマは「伝達本能」という気の質とエネルギーの椅子に座っている。伝達本能の気を所有する指導者は自己の内面を明らかにする状態を作りだそうとする。つまり指導者自身が自己主張をし、指導者の心が庶民によく理解出来る形となる。そのために指導者が庶民の方へ近づく形となり、指導者と庶民との格差が縮まり、庶民を援助しようとするのです。それは政治のあり方が福祉など下の者を押し上げる行政を行うことになる。
●そのために庶民の間では明るさ生まれる反面、政府の力は内部から低迷していくことになる。見方を変えれば指導者が庶民を意識し過ぎるからです。
●更に伝達本能の気の質を所有する指導者は、個性豊かな指導者を生み出す可能性が強い。また相当の柔軟性を持つ指導性となり、それ故に重厚さは現れにくくなるが、動きの早い指導性になり、要領の良い稼動力を見せる。対外的には攻撃も早く、後退も早く重厚感がない形となる。その結果、諸外国を振りまわすしことになり、移り気なアメリカとして映ることになる。バラク・オバマ大統領の座る椅子の位置は左上の図の通りとなる。